積み重ねた本で人間関係の悩みを解決

この記事のポイント

  • 「ベンジャミン・フランクリンの心理法則」は、心理学のエピソードや実験例を集めるネタ帳として使える
  • 「スタンフォードの教授が教える職場のアホと戦わない技術」は、周りの「アホ」にアホであることを自覚させるために使える

今回は、最近読んだ本の中から人間関係に関する本について紹介します。

論文と本を読むくらいしか趣味がないので、読んだ本は良いと思った本も、微妙だった本も、どちらも紹介していきます。本を紹介するのは初めてで、どこまで書いていいのか、迷いました。

内容を書きすぎると著作権侵害になりますし、かといって内容を書かなすぎると中身のない記事になってしまいますし。。。

そんな葛藤のせめぎあいがありながら、書いてみました。

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もっと内容を書いたほうがいい、などの感想がありましたら、コメントをお寄せくださいm(_ _)m

ベンジャミン・フランクリンの心理法則(著:内藤誼人)

あらすじ

副題の通り、人に好かれる人(人たらし)がどのような考え方をしているか、どのような行動をとっているかが記されています。ベンジャミン・フランクリン以外にも田中角栄、ウォルト・ディズニー、アントン・フィリップスなどの偉人も「人に好かれる人」として逸話が紹介されています。

彼らがどうやって身近な人とうまくやってきたか、ひいては敵を懐柔して味方にしてきたかがわかります。人間関係で悩んだときに読んでみるといいかもしれません。

どんな人が読むといい?

悩める人

この本は、対人関係について改善したいことがあるときに読むといい本です。ただ、改善したい内容やトラブルの原因をはっきりさせてから読みましょう。

読者の感じているストレスや不安を、気づいたら解消してくれているという類の本ではないからです。

この本では、この偉人は〇〇という場合は△△という行動をとって解決した、という説明なので、「この本を読み終わったら、よくわからないけどスッキリした」ということはないです。

当たり前のことが書かれている!

著者の内藤誼人さんもあとがきで次のように書かれています。

人に好かれる法則は、実は、そんなに難しいわけでもない。
「なんだか、当たり前のことばかりが書かれているな」
と思った読者もいるだろうが、

「ベンジャミン・フランクリンの心理法則」より引用

確かに、本書には際立って目新しい法則はないです。読んでいて、僕も感じました。

下がAmazonの商品のページにかかれている内容です。

◎自慢話には、喜んでつきあってあげよう。
◎間違いを指摘せず「それもアリだよね」と言おう。
◎人に「○○の達人の○○さんです」と紹介してあげよう。
◎自分が飛び上るほど嬉しいと思うことを、相手にやってあげよう。
◎ケンカになる前に、サッサと土俵から降りてしまおう。
◎頼まれていないことも、どんどんやってあげよう。
◎勝負ごとには、喜んで負けて、花を持たせよう。

自慢話につきあう、間違いを認める、人を褒める・・・。特別なことはありません。読んでいて、「そうだよね」という相槌が何度も出てきました。

それでも、人に好かれる法則・行動について再認識ができますし、自分が何かしらの問題意識を持った状態で読めば、解決策が見えるかもしれません。

なので、「新しい知識を得る」というよりは、「〇〇(対人関係の問題)について解決するためには、どうすればいいだろう?」と考えながら読むべき本です。もしくは、人間関係のストレスなどに関連するセミナーや執筆をする際に、心理法則や偉人のエピソードを探すために最適な本です。

この本の構成

本書の構成は、1つのトピックについて、1ページの小見出し(でかでかと書かれています)+3ページの本文となっています。全体がこの体裁でまとめられていますので、スキマ時間にちょっとずつ読むこともできます。
また、本書の特徴として、1つのトピックに対して、関連する偉人のエピソードと心理学の実験がそれぞれ1つ以上、書かれています。エピソードや実験結果は、人に説明するときに説得力を増す効果があります。そういった話のネタを仕込む本としても使えますよ。

スタンフォードの教授が教える職場のアホと戦わない技術(著:ロバート・I・サットン、訳:坂田雪子)

暴れている老人を取り押さえる警官

あらすじ

スタンフォードの教授、ロバート・I・サットンが、世の中にいる「アホ」にどうやって接すればいいか、という処世術を解説しています。多くの人が「アホ」から逃げたり、「アホ」と戦ったりしますが、そのときに尾を引かないようにする対応が実例や研究つきで紹介されています。

どんな人が読むといい?

身近に「アホ」がいる人は、とりあえず一読してみるといいのではないでしょうか?僕も身近に「アホ」が多いので、読みました(笑)
対処法として、この本でオススメされているのは、関わらないことです。とにかく「アホ」に接触する機会をもたないように、そもそも同じ職場にならないようにする、来てしまっても自分の仕事に関わらないようにする・・・など、接触を避けることを強く推しています。
あなたの職場に「アホ」がいるなら、一度読んでみたほうがいいですよ。
対処法だけ早く知りたいという方は、網掛けになっている部分や章のまとめを読むだけでも内容がわかります。「時間がない」という人は、それらだけを読んでみてはどうでしょうか。

ブラックジョーク好きにもオススメ

トイレとお風呂にいるカエル
ブラックジョークが好きな方も読んでみるといいかもしれません。所々、面白い表現がありますよ。
私の一番のお気に入りは下の文です。

アホ菌がこれほど全身に回っているとは、なんて気の毒なんだ

「スタンフォードの教授が教える職場のアホと戦わない技術」より引用
こういったブラックジョーク以外にも、著者に寄せられた、数々の「アホ」の話や心理学の研究もたくさん紹介されています。「アホ」のエピソードも語られているので、若干ムカムカしますが、面白いですよ。

身近な「アホ」にこの本を貸す

僕が思う、この本の一番有効な使い方は、身近な「アホ」にこの本を貸して読んでもらうことです。
「アホ」への対処を学ぶのもいいですが、一番良いのは、「アホ」自体がいなくなることですからね。この本を貸すことで、借りた側は『もしかして自分が「アホ」なのか・・・?』と考えるかもしれません。
もし、あなたが「お前『アホ』だから、この本を読んで直して」と言われたら、あなたはどうしますか?あなたが「アホ」であっても、「アホ」でなくても聞き入れないでしょう。誰でも、けなされたあとに忠告は聞きません。
「アホ」自身に、考えさせましょう。
貸すのが難しい場合、「アホ」が目にする位置に本を置いておいたり、「アホ」に聞こえるように本の話をしたりするのもいいかもしれません。あくまでも、「アホ」からの自発的な行動であることが重要です。
(もっとも、そのような方法で気づく人なら、もともと「アホ」になっていないかもしれません・・・)

まとめ

・「ベンジャミン・フランクリンの心理法則」は人間関係に関するエピソードや心理学の実験のネタを仕込むのに最適。新しい発見を得るための本ではない。
・「スタンフォードの教授が教える職場のアホと戦わない技術」は、「アホ」に貸すことで、「アホ」に自覚をもたせることができる(かもしれない)。ただし、一番いいのは、「アホ」に一切関わらないこと。
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