大学入試で10点アップする解答のコツ6選(全科目編)

この記事のポイント

  • 大学入試では、点数をアップさせるコツがあります
  • 採点基準による加点・減点を知っているだけで点数が10点変わります。

大学に限らず、多くの人が何かしらの入試を経験してきた、あるいは、これから経験すると思います。検索からこのページに辿り着いた人は、特に入試に関係がある人じゃないかと思います。

試験には正解、不正解がありますが、採点していて、必ずしも○と☓だけにはなりませんよね。みなさんも自己採点をしているときにこんな経験があるのではないでしょうか。

・前半は合ってるけど、後半は解き方が違っていた
・解き方は合ってるけど、計算間違いをした

こういったことは誰しもが経験したことがあると思います。学校のテストや模試であれば、あとから点数や採点基準を知ることはできますが、大学入試はそういった採点基準が非公開になっています。なので、入試の手応えがわからないという人も多いと思います。

また、大学入試では1点でも多く点数が欲しいと、全員が思うと思います。採点していて、よくあるのが、ここをちょっと気をつければ、点数を多くもらえるのに・・・ということです。

ちょっとしたことだけど、点数を無駄にしている人がとても多いのが実情です。

そこで、大学入試の採点をしていたときの経験をもとに、みなさんがあまり知らないであろう大学入試の現場での採点基準を紹介します。ここを意識するだけで、今までより点数がアップする可能性は十分にあります。

注意点

  • タイトルの10点アップはあくまで目安です。
  • 私個人の経験と大学教員の知人から聞いた話をまとめた内容ですので、個別の大学についての採点基準ではありません。また、今回紹介している内容と、個別の大学の採点基準が違う可能性はあります。

解答で気をつけること6選

①答え方の指定通りに答える

意外と、問題文の指定通りに答えない受験生が多いです。

「選択肢の記号で答えよ」という指示があれば、その指示通りに答えましょう。

選択肢の内容が文章だと、選択肢の記号で答えるのですが、選択肢の内容が単語だと、その単語で答える人が多少います。

当たり前だと思うかもしれないですが、問題文には必ず答え方の指定が書いてあるので、その通りに答えましょう。

②字は汚くても問題ない

先生や親からよく言われるかもしれないですが、字は汚くても問題ないです。

日本語として読める範囲であれば、きちんと解読しています。採点官は疲れていても、解読してます。

ただし、漢字の書き取りのように、正しい字を覚えているか、書けるかという問題だと、書き方によっては☓や減点になることも・・・。

字がキレイであるほうがいいですが、一朝一夕でどうにかなるものでもないので、読める文字であれば全く問題ないです。

③字の間違いも問題ない

誤字は科目や問題によりますが、減点にならないことの方が多いです。

例えば、化学の記述試験で、以下のような解答を書いたとします。

「化合物Aが焼燃すると化合物Bになる」
「化合物Cは環元課程で、電子を受け取り・・・」

それぞれ太字の部分に誤字がありますが、解答の内容があっていれば、正解となって、減点されない可能性が非常に高いです。

採点する先生

④わからない問題でも何かを書く

よく言われることですが、解答欄は空白にしないで、何かを書きましょう。

日本の大学入試では、今のところ、不正解で減点にされることはありません。なので、わからなくても何かを書きましょう。

特に説明を書くように求められている問題の場合、それっぽいキーワードを書いておくだけで、点数が少しもらえることも少なくないです。

⑤1つの大問で連続する問題は最後まで解く

数学、物理、化学でよくある問題のパターンですが、(1)の答えを使って、(2)を計算するという問題では、最後まで問題を解く努力をしましょう。

たとえ(1)がわからなくても、(2)がわかる場合もあります。もちろん、(1)の答えがわからないと、(2)の正しい数値はわかりません。そういうときは(1)の答えを適当に出しておくか、(1)の答えをxと置くのようにして、それで答えを書くようにしましょう。

というのも、大学入試では、正しく計算ができているかより正しく立式、説明できるかを重視しています。

なので、(1)がわからなくても、大問の最後まで解く努力をしましょう。

⑥メジャーな科目は採点がシビア

国語・英語のようなメジャーな科目で、なおかつ、受験生が多い大学では、専門でない人も採点に加わることもあります。

つまり、専門でない人でも同じように採点ができるように、採点基準が明確になっています。そのため、キーワードが入っているかなどで、一律な採点になりやすいです。

一方、専門の人が読めば、「キーワードが抜けてるけど、きちんと理解している」という解答でも、専門でない人は「キーワードが書いてないからわかってないのだろう」ということで点数が低くなることもあります。

まとめ

以上、大学入試での採点の実態について紹介しました。

当たり前だな〜と思う内容が多いと思います。大学入試とは言っても、人が採点するものです。

問題の出題者側としては、この内容を理解しているか、出題者の意図を汲み取って答えられるかが点数に現れます。

ここでは大まかな説明だけを書いてます。YouTubeで細かい内容も解説しているので、時間のあるときに見てください。

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