複数の図書館の蔵書を一発で検索する!

この記事のポイント

  • Google chromeの拡張機能のCalilayで図書館の蔵書を効率的に検索する方法を紹介
  • Calilayの設定方法を紹介

みなさんは本を読んでいますか?

こちらの記事によると、2011年に各国の読書時間の調査が行われました。これによると、日本人は1週間で4時間しか本を読まないそうです。

https://business-study.com/japanese-reader-scarce/

(本来は元のページのリンクを貼るべきですが、元のページがなくなってしまったようなので、こちらの記事のリンクを貼りました。ご了承ください。)

1週間で4時間というと1日あたり34分です。私個人としては、予想より読んでいる印象でした。しかし、2014年の文化庁の調査によると、1ヶ月に1冊も本を読まない人が47.5%とのこと。

これらの結果から考えると、本を読む人と読まない人の両極端になっているのかと思います。つまり、一日中、本を読んでいる人が読書時間の平均を押し上げているだけなのでは?と予想できます。

読書も好き嫌いがあるものなので、強制しようというわけではありません。ただ、好きな人はなるべく多くの時間を読書に費やしたいはず。

そうなると、読みたい本を探すという手順もなるべく簡略化したいと思うのではないでしょうか?

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今回は図書館の蔵書を簡単に検索する方法を紹介します

目次

本は情報の正確性がウリ

海辺で本を読む女性

こちらの記事の最後で、情報の取捨選択をできるようになりましょう、と書きました。取捨選択がきちんとできない場合、はじめは本で情報を得るようにした方が間違いが起こりにくいです。

単純に本を読みましょうと言うと、「ネットであれば速く安く情報が手に入るのに本なんていらない」という答えが返ってきそうです。

もちろん、ネットで多くの情報が手に入る時代ですし、情報の速さの点でもネットの方が優れています。

しかし、情報の確からしさに関しては本の方が圧倒的に高いです。本は基本的に書いてある情報の10割が正確です。少なく見積もっても、9割以上、正確です。

それに対して、ネットの情報は玉石混交です。10割正しいサイトもあれば、正確な内容が1割も書かれていないサイトもあります。

ネットの方が速く、安く情報が手に入るとは言っても、そもそも間違った情報であれば、手に入っても意味がありません。

正確な情報は本から手に入れましょう!

本は高い?

ネットでは無料で情報収集できていたのに、いきなり有料の本を買う気にはならないかもしれません。

その場合、はじめは図書館で本を借りることにするのがオススメです。せっかく税金を払っているのだから、恩恵はなるべく享受しましょう。

図書館の本を探す場合、最初はネットを使うことになると思います。

1つの図書館の蔵書を調べるだけなら、その図書館のホームページから検索すれば問題ないですが、2つ以上の図書館の蔵書を調べるときは非常に面倒です。毎回、検索しているのは、非効率です。

そのときに威力を発揮するのが、「Calilay」です。

Google Chromeの拡張機能で、図書館の蔵書を横断して検索することができます。「その本、図書館にあります」も同様の拡張機能です。

詳しい機能や違いを見ていきましょう。

図書館の蔵書を調べる機能

自動で蔵書を検索してくれる

「その本、図書館にあります」「Calilay」のどちらもブラウザGoogle Chromeに導入する拡張機能で、Amazonのサイトで調べた本が、登録した図書館に蔵書であるかを調べることができます。
拡張機能をONにした状態で、Amazonで本のページに行くと、自動で検索してくれます。図書館のヘビーユーザーには非常に便利なアプリです。個人的には、メリットの2つ目に書いたように、複数の図書館の蔵書を一度に検索してくれるのが、とてつもなく便利です。

メリット

・購入しようと思っていた本が図書館にあれば節約になる
複数の図書館の蔵書を一括で検索できる
・検索時に本の名前の入力ミスがなくなる
・Amazonのページから図書館の本の予約ページへ直接行ける
「その本、図書館にあります」、「Calilay」ともに登録した図書館の蔵書を検索するという点では同じ機能を持っていますが、一つだけ違う点があります。
登録できる図書館の数です。
「その本、図書館にあります」は2か所、「Calilay」は5か所の自治体の図書館を登録できます。
(「その本、図書館にあります」では、自治体の中の1つの図書館を選択するようになっているのですが、結局、その自治体の全部の図書館から検索されます。)
両者の違いは、登録できる図書館の数だけですね。

どちらを入れるかは好みの問題

上で書いたように、違いは登録できる図書館の数だけです。
ですので、
3か所以上登録したい→Calilay
2か所以下で十分  →デザインの好み
で選んでもらえれば、大丈夫です。
登録のやり方は下で書きますが、どちらの拡張機能も同じような設定なので、登録は問題ないと思います。
Amazonの本のページを開いてみて、どちらのデザインが好きかで選んでもらえればいいと思います。
ちなみに、これまで僕は「その本、図書館にあります」を使っていましたが、「Calilay」で3つ以上の図書館を登録できるのを知ってからは、「Calilay」を使っています。僕は、住んでいる自治体の図書館、職場の自治体の図書館、職場(大学)の図書館の3つを使っているので、3か所を同時に検索できるCalilayは本当にありがたいです。

「その本、図書館にあります」の登録方法

①Google Chromeの「設定」から「Chromeウェブストアを開く」をクリック
その本、図書館にありますの設定1 その本、図書館にありますの設定2-ウェブストアを開く
②「その本、図書館にあります」を検索し、(「その本」だけで検索すればヒットします)Chromeに追加→拡張機能を追加をクリックその本、図書館にありますの設定3-Chromeに追加 その本、図書館にありますの設定4-拡張機能を追加
③ブラウザの右上に表示された「その本、図書館にあります」のアイコンをクリックし、メニューの「図書館の設定」をクリック
その本、図書館にありますの設定5-アイコンをクリック その本、図書館にありますの設定6-図書館の設定
④検索したい図書館をプルダウンメニューから選び、設定をクリック(設定1,2で別の自治体の図書館を設定できます)(写真の例では港区立麻布図書館を設定していますが、実際は港区立図書館全ての蔵書が検索されます)
その本、図書館にありますの設定7-図書館の設定 その本、図書館にありますの設定8-図書館の選択 その本、図書館にありますの設定9-図書館1,2の設定

「Calilay」の登録方法

①Chromeウェブストアで、「Calilay」で検索して拡張機能を追加し、メニューの「オプション」をクリック
Calilayの設定1-Chromeに追加 Calilayの設定2-アイコンのクリック
②検索したい図書館を設定(Calilayで自治体の図書館を検索したい場合、自治体を選びます。画像の設定では、東京都大田区の図書館すべてが検索できるようになります)
Calilayの設定3-図書館の選択 Calilayの設定4-図書館の追加

Amazonのページ上の表示

Amazonでの表示は下の写真のようになります。1枚目が蔵書がある場合、2枚目が蔵書がない場合です。
(i)蔵書がある場合
Amazon1-蔵書があるとき
(ii)蔵書がない場合
Amazon2-蔵書がないとき
これらのデザインを見て、好きな方を選んでもらえればいいと思います。機能自体に違いはないので。

まとめ

  • 図書館の蔵書はGoogle Chromeのアプリ「その本、図書館にあります」か「Calilay」で、簡単に検索でき、予約もできる
  • 複数の図書館の蔵書を一括検索できる
  • 3か所以上の図書館を登録するなら「Calilay」、2か所以下なら好きな方

図書館の蔵書を検索する機能自体に違いはないので、検索したい図書館が2か所以下ならデザインの好みで選んでください。

図書館で本を借りて、読書し、知識を増やしましょう。

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